Case Study|自動車リサイクル企業

仕入台数ではなく、
「期待利益」で事業を動かす。

仕入れの判断と、販売価格の更新。一つの価格推定の仕組みで、車両にも部品にも。

AIVALUEのAI査定を活用している事例です。年間2万台を超える中古車を仕入れる自動車リサイクル企業で、車両ごとの将来価値から仕入価格と処理方法を判断し、部品の販売価格もダイナミックプライシング(変動価格)で市場に合わせて更新しています。

Overview

企業概要

60年以上自動車リサイクルの歴史
年間2万台超の中古車を仕入れ
複数の出口国内販売・輸出・部品販売・素材のリサイクル

車両・部品ごとの将来価値をもとに、仕入価格、処理方法、販売価格を判断しています。

Background

台数を増やすだけでは、
利益が増えない。

国内での販売、輸出、部品の販売、素材のリサイクルなど、複数の出口から価値を引き出しています。競争が厳しくなるなか、仕入れる台数を増やすことが、そのまま利益の増加を意味しなくなっていました。

Challenges

市場価値は変動し、
査定は熟練者に集中していた。

Vehicles|車両の仕入れ

査定の遅れが、仕入機会の損失になる

中古車の価値は、車両の条件に加えて、中古車相場、国内外の部品需要、素材価格などで変わり、常に動きます。熟練担当者に査定依頼が集中すると回答に時間がかかり、仕入機会を逃すリスクがありました。

Parts|部品の販売価格

価格と在庫は、切り離せない

  • 価格は、種類・メーカー・車種・状態・需要・競合の価格・在庫で変わる
  • 市場のデータが、常に変化する
  • 販売するECごとに、条件が異なる
  • 価格と在庫は、切り離して考えられない
Approach 1|Purchase Decision

「いくらで買うか」ではなく、
「いくらの価値を生むか」から考える。

中古車として売る、部品として販売する、素材として再資源化する。複数の出口から将来価値を見積もり、必要なコストと利益の基準を踏まえて、仕入価格を逆算します。

約200車種の市場情報を、日々収集
約140種類の部品の市場情報を、日々収集
90%以上取引価値の90%以上をカバー
Approach 2|Dynamic Pricing

部品の販売価格を、
市場に合わせて更新し続ける。

商品ごとの価格提案、担当者による承認、ECプラットフォームへの自動反映、在庫状態の分類。価格の提案から再設定までを、一つのループとして運用しています。

  1. 01価格提案
  2. 02承認・出品
  3. 03市場監視
  4. 04在庫評価
  5. 05再価格設定

再価格設定のあとは、再び「価格提案」へ。市場が動く限り、このループは回り続けます。

DESIGN 1

販売・在庫情報を価格提案に反映する循環

価格を決めて終わりにせず、販売・在庫の状況を、次の価格提案に反映します。

DESIGN 2

市場の継続的な監視

競合の価格や需給を継続して見て、価格の更新につなげます。

DESIGN 3

チャネルごとの条件を反映

販売するECごとの条件を、価格の計算に取り込みます。

Result

仕入台数を増やさずに、
部品生産量が増加。

約30%

部品生産量が約30%増加

仕入車両台数を増やすことなく、市場需要に基づいて生産すべき部品を判断。事業の判断の軸が、「仕入れた車両の台数」から「期待できる利益」へ移りました。

※ 部品生産量の増加を示す指標です(利益の増加率ではありません)。
Business Impact

事業にもたらした、5つの変化。

01

仕入れ判断の高速化

査定の回答を待たずに、仕入れの判断ができる。

02

熟練者への依存を軽減

熟練担当者に集中していた判断を、データで支える。

03

一台あたりの価値の最大化

複数の出口から、最も価値が高い使い方を選ぶ。

04

経営資源を市場に合わせて配分

市場の需要に基づいて、仕入れと生産に経営資源を配分する。

05

販売価格を市場に合わせて、柔軟に調整

市場の動きに合わせて販売価格を見直し、在庫期間を短縮。売上を最適化する。

※ AIVALUEの価格推定の仕組みを、お客様の業務に合わせて構築し、活用している事例です。

Let's Talk

貴社の業務では、
どう活かせるか。

対象の業務と、現在の課題をお聞かせください。貴社の業務に即した活用方法をご案内します。